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住吉の長屋

About Row House in Sumiyoshi

住吉の長屋 敷地 1階 2階 R階 階段 平面の構成と動線

住吉の長屋は安藤忠雄によって設計され、1976年に竣工している。端正なコンクリート打ち放し(コンクリートそのものが壁の仕上げとなる表現)が特徴的な2階建住宅である。単純な形態によって構成された小住宅であるが、内部に生み出された空間は驚くほどに豊かである。住宅における中庭の意味など、この住宅が提示した建築の在り方は深遠である。

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敷地

Site Plan

敷地の概略図を示す。幅4.5メートルの前面道路(西側)と周囲に隣接する敷地で構成される。 隣接敷地は適当な大きさでよい。建物が建つ敷地は。西の外壁の表面より前面道路境界までが15センチ、南北の2面の外壁の表面より隣地敷地境界までが25センチ東の外壁の表面より隣地敷地境界までが10センチである。 玄関前のポーチと地盤面(前面道路) には15センチのレベル差がある。

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1階

First Floor Plan

1階の壁は、東西南北に面する4枚の外壁と、ポーチ奥の壁およびいくつかの室内壁である。平面図を左に示す。北と南に面する外壁および東に面する外壁には、方形の(ほぼ正方形の)窓が設けられている。北と南に面する外壁については400x400ミリ、東に面する外壁については540 x 540ミリの正方形の穴が空いている。 また南に面する外壁の食堂とボイラ一室部分には、直径200ミリの換気口が4つ取り付いている。

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2階

Second Floor Plan

2階には、1階と同僚の東西南北に面する4枚の外壁と、1階のポーチ上部に配置された小さな吹抜け(上部に天井や屋恨のない空間)を囲む壁がある。組立図を示す。2階にある2つの寝室は、中庭の上部に架かるデッキ(ブリッジ)で結ばれている。デッキは外部にあり、デッキと各寝室の聞はガラスの窓ドアで仕切られている。この立上りの下部には後で説明する八ンチ(床の端部を支える部位)がある。

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R階 階段

Roof Plan

住吉の長屋の屋上は、フラット(水平)な鉄筋コンクリートの屋根である。屋上部の写真を示す。屋上には、ポーチ上部の吹抜け(ポーチ)に光を落とすトップライト。ここにはガラスは入っていなし、と寝室の奥(東側)の上部のハッチ (ここにはガラスの入った開閉する回転ハッチがある)の壁が立ち上がっている。

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平面の構成と動線

Foor Plan Diagram

左図は、住吉の長屋の平面構成を記号的に表したずダイアグラム(概念図)である。このような平面構成ダイアグラムを描いてみると、空間構成を確認できる。このダイアグラムでは各スペース(部屋) を円で示し動線(人の移動の軌跡、往来が可能なスペース間のつながり) を点線で結んでいる。スペースの位置関係と動線をダイアグラムに表すことによってスペースの構成が把握できる。

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