Architecture Case Study
ル・コルビジェ LeCorbusier 1955
ル・コルビジェ LeCorbusier 1955
ル・コルビジェ LeCorbusier 1956
ル・コルビジェ LeCorbusier 1931
ル・コルビジェ LeCorbusier 1931
ル・コルビジェ LeCorbusier 1932
レンゾ・ピアノ RenzoPiano
ル・コルビジェ LeCorbusier 1957
ル・コルビジェ LeCorbusier 1957
ル・コルビジェ LeCorbusier 1957
ヘリット・リートフェルト Gerrit Rietveld 1924
ヘリット・リートフェルト Gerrit Rietveld 1924
イオ・ミン・ペイ Ieoh Ming Pei 1981
イオ・ミン・ペイ Ieoh Ming Pei 1981
アントニオ・ガウディ Antoni Gaudí 1912
アントニオ・ガウディ Antoni Gaudí 1912
フランク・ロイド・ライト Frank Lloyd Wright 1936
フランク・ロイド・ライト Frank Lloyd Wright 1936
フランク・ロイド・ライト Frank Lloyd Wright 1957
フランク・ロイド・ライト Frank Lloyd Wright 1957
安藤忠雄 Tadao Ando 1984
安藤忠雄 Tadao Ando 1984
安藤忠雄 Tadao Ando1993
安藤忠雄 Tadao Ando1993
ミース・ファン・デル・ローエ Mies Van Del Rohe 1951
ミース・ファン・デル・ローエ Mies Van Del Rohe 1951
隈研吾 Kengo Kuma 2000
隈研吾 Kengo Kuma 2000
ミース・ファン・デル・ローエ Mies Van Del Rohe 1929
ミース・ファン・デル・ローエ Mies Van Del Rohe 1929
ヨーン・ウッソン Jorn Utzon 1959
ヨーン・ウッソン Jorn Utzon 1959
近代以前のヨーロッパの伝統的な建物は、石やレンガを積んだ壁によって架構されたものが多かった。構造体となる壁lこは十分な厚さが必要で、自由に窓を開けることは難しかった。ル・コルビジェは伝統的な空間に代わる近代の新しい空間をつくるため、鉄筋コンクリートラーメン構造に注目した。
近代以前の建築では、壁を構造体とすることが多かった。それに対して壁ではなく柱と梁のフレームを構造体とすれば、自由な位置に壁を配置して、自由な平面を実現することができるようになる。住吉の長屋では壁が床、屋根を支えていた。 もし壁を壊せば建物全体が崩壊する。
ラーメン構造により、外壁が構造から解放されると、立面の構成に自由度が生まれる。サヴォワ邸の外壁は地上から持ち上げられ、自由な位置に窓をもっている。屋上の壁は自由な形状に曲げられている。
ピロティとは、独立柱で持ち上げられた2階の下部にある1階の吹きさらし空間のことである。建物を支持する「杭」を指すフランス語であるが近代建築の5原則では、「杭=独立柱によって持ち上げられた空間」を意昧している。
屋上庭園は、鉄筋コンクリートラーメン構造が実現する水平な屋根を利用した歩行可能な外部空間のことである。 サヴォワ邸では2階のテラスと屋上階が屋上庭園となっていて、2つの庭園がスロープで結ばれている。 写真には2階テラスの屋上庭園を写している。
水平連窓は、立面いっぱいに伸びる横長の窓を意味する。 サヴォワ邸の垂直方向の構造体は柱であって壁ではないから、壁には自由に関口を設けることができる。 壁いっぱいに広がる水平連窓によって、立面の軽やかな表現が達成されている。